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雑多ななにか
by marori_75
講座3日目
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今日は先週作製した主版というベースになる絵の製版作業をしました。
アルミ板に油性の染料で描いたものを印刷できるように定着させる作業です。


製版作業はいろんな薬品を使います。


製版は驚きの連続です。


まずシンナーで描いた絵を全部消す作業から始まります。
シンナーでこすると、絵はみるみるうちに落ちていきます。
アルミ板にうっすら白く絵は残りますが、見た目は消えてしまいます。


長い時間かけて描いた絵が消えると、なんだか複雑な気持ちになります。


その後、特殊な薬剤を2種類塗ってお湯で拭きます。
するとあら不思議。
さっき消したはずの絵が浮き出てくるのです。


面白くて他の人の作業も見てましたが、何度見てもピンときません。
先生が原理も説明してくれましたがそれでもよくわからないです。
が、とにかく面白い。
まるで理科の実験です。





その後、製版用のインクを塗って、紙に刷ります。
刷った紙は第2版(ベースの絵に重ねて印刷するもの)に主版を転写するために染料を塗ります。
そして、第2版となるアルミ板に主版の絵を転写します。
この転写された絵はインクが乗らない染料で、あくまでも第2版の目安になるものです。


今日の作業はここまで。


そして、明日は転写された絵を元に第2版の作製にとりかかります。
同じ絵にして色を重ねるもよし、効果を付け加えるもよしです。


どんな感じに仕上がるかはまだわかりませんが、作業はとても楽しいです。
受講しているみなさんの作品に対する熱意も、毎回すごく刺激を受けます。
わたしも頑張らなきゃ、と思います。


そして、やっぱり美術館が好き。
住みたい。
by marori_75 | 2007-02-24 22:09 | アート
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